2006年 03月 29日
JR福知山線脱線事故の「真実」
「10人以上の○○の患者さんが来ます!」
と呼び出され、ご飯のみ何とか食べてから、また病院へ来てしまいました。(>_<) (患者は結局19人。)
以前、他の病態で集団患者の受け入れをしたことを記事に載せましたが、実は、つい先日その時の症例報告と「トリアージ」(集団災害時などに患者さんのバイタルサイン(呼吸、脈拍など)を元に、重症度を判定して、診察手順・治療手順の優先順位を決定すること。)の勉強会を行ったばかりでした。しかし、昨日の流れを振り返ってみると、まだまだ反省の多い診察・治療経過となってしまいました・・・日々反省っす。(^_^;)
さて、救急専門医セミナーの「瓦礫の下の医療」という演題の中で紹介のあったホームページを皆さんにも紹介させて頂きます。
もう一年近く前に起こったJR福知山線脱線事故の被害者の方が、その時の自分の体験を非常に細かく記録されたホームページがあります。
インターネット上の検索では、一両目の「真実」と入れて検索すると引っかかると思いますし、以下がそのURLなります。
http://www.kysd.net/fuku42501.html
当たり前ですが、被害者の方にしか分からない、理解できない内容が本当に詳しく記述されています。
2度とあってはならないことですが、今後同様の事故や大規模災害が起きた際に、瓦礫の下で救助や診療にあたる可能性のある医師、看護師、救助隊員、救急隊員の方は一度読まれることをお勧め致します。