2007年 02月 13日
本の紹介って安易ですかね。(^_^;)
「ヤベッ!これじゃ、素人でも安定した麻酔がかけられる!(>_<)」
と言うことでした。(苦笑)
今までの麻薬は手術中に「素人麻酔医」(たまに麻酔を担当する方。いわゆる「麻酔科医」ではない方。)が多く使いすぎるとなかなか麻酔から覚めない、呼吸が出ない、という問題点がありました。しかし、この薬はポンプで持続静注することで安定した鎮痛効果がある上に、投与を中止すると数分ですぐに目覚めてくれるのです!覚醒遅延は滅多な事じゃ起こらなさそうです。
これからは、更に薬や機械、モニタリングの進歩により、術中の麻酔管理(特に合併症のない患者さんに限りますが。)に関しては本当に「サルでもできる時代」になるかもしれません。何らかの特色(気道確保に関する技術がある、ICU管理が出来る、ペインクリニックが出来るなど)の無い麻酔科医はいらなくなるかもしれません・・・・。
さて、全く話は変わって、題名にあるように本の紹介です。
プレホスピタルMOOK3
エアレスキュー・ドクターカー(永井書店)
ヘリの配備が諸外国に比べ我が国がどんなに遅れているかに始まり、今現在日本はどのような体制でヘリでの救急搬送を行っているのか(ドクターヘリ、防災ヘリ、警察ヘリ、自衛隊ヘリ、などなど)が良く理解できます。
また、ドクターカーについても地域により色んなシステムのもと運用していることも分かります。
救急隊員の方にとっては「ドクターカー、ドクターヘリを要請する基準」について書かれている部分が参考になるのではと思いました。(まあ、日本は「ヘリを呼ぼうにも近くに無いよ!」という場所がほとんどなんですけど。(^_^;))
あと、この本をお薦めする理由としては、私の愛すべき同期Kちゃんが執筆していると言うことです!(笑)(買ってから気付きました。)