2008年 12月 19日
外傷の勉強会のあとには重症外傷が搬入されます・・・。(>_<)
大量の出血から出血性ショックに至り、病院到着と同時に心肺停止に陥った患者さんの搬送がありました。
自分は当日は手術室麻酔責任者業務であったため、
「なんか、重症患者さんが来たみたいだけど、どんな状態来なのかな~」
と、搬送後しばらくしてから救急外来に降りて行ったのですが、とても大変だったことがみんなの表情や処置内容から、よ~くわかったのでした。(^_^;)
その日は朝から定期手術がたくさんあり、
「こんな日に重症外傷が来てもオペ室に入れないよ~」
と言っていたのですが、搬入時は運良く手術室があいたために無事に緊急手術をおこなうことができました。(本当に良かったです!)
あと、自分が救急外来に降りて行ったたときに、ちょっと嬉しかったことがひとつ。
自分が今の病院の救急部門に赴任して初めての重症外傷の時には、みんな感染防御に対する意識が非常~に弱かったのが、今回はきちんとなされていたことです。(マスク、ゴーグル、ガウンなどのプリコーション。)
正直、現在の医療の常識から言うと、レベルが低い喜びかもしれませんが、救命センターでもなんでもない民間の地方病院の救急外来(それまで専任スタッフ医師なし)では、今まで誰も強く言う人がいなかったようです。
まあ、あせらず少しずつ、当たり前とされていることをきちんとできる体制作りのお手伝いができたらいいと思っています。