救急専門医、麻酔科認定医・標榜医。北から沖縄に移住→再び北上した感想など…。(救急には無関係な内容が多い!ペインクリニック患者でもあります。)症例は設定変更しています。
by nozakoji
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あなたの手術は右足?左足?~手術部位誤認を防ごう!

 本日2つめの投稿。しばらく更新はないかもしれません。(笑)

 
 さて、忘れた頃に新聞を賑わす悲しい医療事故のニュースに、

 「手術患者の取り違え」
 「手術部位の間違い」
 
というものがあります。

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 新聞に出る度に、「そんなことあるわけ無いじゃない!」と思うのですが、起きているのが現実です。執刀医、麻酔科医(全身麻酔の時)、看護師がチェックするはずなのにミスが起きるというのはちょっと考えにくいのですが、実際ミスが起きているのですから、起こさないような工夫・対策が必要になります。

 その1)手術室に向かうときにかぶるキャップに手術部位を記入する。
 昔、出張で行っていた整形外科の病院は、患者さんがかぶるシャワーキャップのような帽子に「右足」とか、「右手」などと書かれておりました。家族にも確認して貰ってからかぶるはずですから、ミスを減らすことができますよね。 でも、もし、外科の病院で手術が「痔」の時は、頭に「肛門」と貼られると恥ずかしいですね。(笑)

 
 その2)手術部位にチェックマークを執刀医が記入する
 現勤務先では、前日か手術室入室前に、執刀医が油性ペンで執刀部位にマークを書くのが原則になっています。例えば、右膝の手術であれば、膝に「nz」とか、「の」と記入するのです。右目なら、眉毛の上に大きな●を記入します。これも、意識のある方なら確認しながら記入するのでミスを減らすことができますよね。

 
 その3)必ず、ご本人にフルネームと手術部位を声に出してもらう
 これは、自分自身が現在実践していることであり、研修医にも必ず指導する方法です。手術室に来る患者さんは麻酔前投薬という安定剤を飲まされていることがあります。すると、寝ぼけた状態の方がいますので、

 麻酔科医「Kさんですね。今日は右足の手術で良いですね」

 Kさん   「(寝ぼけながら)うん?はいはい、間違いないですよ~。」


 という会話が成り立ってしまいます。本当は、今回は左足の手術でもです!これは避けなくてはなりません。(特に眼科。両側とも最終的には手術予定の場合、間違う可能性高いと思います。)

 なので、このようにやってます。

 nozakoji 「麻酔を担当するNです。お名前をフルネームで言ってください」

 Yさん    「(寝ぼけながら)何?あ、名前ね。YKです。」

 nozakoji 「では、今日の手術する場所を教えてください。右ですか?左ですか?」

 Yさん    「手術するのは右目さぁ~。頼むね~。」

 
 くどいようですが、この確認を手術室のホールと言われる場所と、実際に手術を行う部屋に入った後におこなっています。これもミスを防ぐには効果的です。
 フルネームを言っていただくのは、同姓同名が内地と比べて非常に多い沖縄では本当に重要な確認事項です。


 その4)手術スタッフ一同でタイムアウトをおこなう
 これは、この数年で普及している「儀式」です。手術開始前に、執刀医、麻酔科医、看護師が、患者さんの確認のためだけに他の仕事をやめてそれに集中することで患者さんの誤認、部位の誤認を防ぐというものです。昔なら、助手の外科医、麻酔科医と看護師だけが患者確認をして、執刀する外科医が来るのは、患者さんの体に手術の布がかかり患者さんが寝てしまった後でした。タイムアウトが導入されると、執刀医が起きている患者さんの確認をするので誤認を防ぐには効果的な「儀式」だと思います。
 
 
 あと、以前記事にもしたのですが、書類の記載時に「みぎ」「ひだり」とひらがなで書くのも部位の誤認を防ぐには有用です。
 だって、字が汚い先生の手書きの手術依頼書では、あまりに達筆(草書?)なために「右」か「左」かわからないことがよくあるんですもん。(^_^;)
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by nozakoji | 2009-05-09 22:53 | 麻酔の話 | Comments(6)
Commented by goinkyoaTANUKI at 2009-05-10 00:14
漢字の「右」「左」もそうですけど、英語の小文字の筆記体の「r」と「l」の読めない先生も居ますね~
Commented by nozakoji at 2009-05-10 00:38
goinkyoaTANUKIさん、コメントありがとうございます!

>英語の小文字の筆記体の「r」と「l」の読めない先生も居ますね
→仰るとおりです!このような医師(私も含む)にとって電子カルテの普及はとても良いことです!でも、「右」を勘違いして左と入力してしまえば、同じことなんですけど。(この間違いもたまにあります)(^_^;)
Commented at 2009-05-10 13:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nozakoji at 2009-05-11 22:26
非公開Nさん、こんにちは!コメントありがとうございます!

>オペ室の儀式ってそういう意味があったんですね。勉強になりました。
→はい、ちゃんと意味があります!(^^)/ 「絶対間違いようがないじゃん!」という時もきちんとやっております!
ただし、ショック患者の臨時手術のときは別ですが。(^_^;)
Commented at 2009-05-12 00:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nozakoji at 2009-05-13 12:33
非公開ne・・・さん、コメントありがとうございます!

>診察室で間違われたことはあります。他人の診察記録に基づいて、検査用紙が渡され、名前を見てギョッ・・・
→お、恐ろしい・・・。気付かなければ余計な採血などを受ける可能性もありますよね。(^_^;)

>医療現場の忙しさのエアポケットにはまる瞬間ってこれか・・・と思ったり。
→忙しくてバタバタしているとき、昼食交代の時、夕方の勤務者交代時間など、特に気をつけなくてはいけませんよね。

ポケットにはまらないようにして行かなきゃ・・・。
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