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分かりきったこともあるかと思いますが・・・試験予想問題解答編

 今回初めて当ブログを訪れた方もいるかもしれませんので、前回の記事の解答を・・・。

①我が国の救急医学会、外傷学会が中心になって開発された「外傷初療教育プログラム」の名称は以下のうちどれか?

答え:2のJATEC(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care)が以前の記事にも書いたように医師向けの外傷初療プログラムです。JPTECは救急隊員向けの外傷初療プログラム。JASRACは音楽著作権協会。ACLSは心肺蘇生の教育プログラム。

②緊張性気胸の患者に対して緊急脱気する際、穿刺部位として推奨される部位は以下のうちどれか?

答え:2の鎖骨中線第二肋間です。その場所より上にずれたり内側にずれると血管損傷などの可能性が高まります。輪状甲状靱帯は気道閉塞の時に穿刺する部位です。鎖骨中線第九肋間はお腹に刺してしまいます!

③アナフィラキシーショックの死因の第1位は?

答え:2の上気道浮腫による窒息が死因の第一位です。適切な気道確保(気管挿管、輪状甲状靱帯穿刺など)や薬剤投与が遅れると死んでしまいます!皮膚の発赤、下痢、皮膚のかゆみなどはアナフィラキシーの症状ではありますが死因にはなりません。窒息以外には血圧低下、不整脈などが死因となります。

④アナフィラキシーショックに使用する薬剤で「第一選択」となるのは?

答え:2のアドレナリン(エピネフリン)の筋注が第一選択です!皮下注より筋注の方が効果が早く推奨されます。成人なら0.3~0.5mgを使用しましょう。(日本では昨年よりアドレナリンが正式名称です。) 

⑤nozakoji家のハムスターの名前は?

答え:2のミミちゃんです!!!

⑥ジャニーズ所属のKAT-TUN(カトゥーン)のメンバーのうち、留学目的(?)で最近脱退(休養)したのは?

答え:2の赤西君です。自分は中丸君が好感が持てます!(笑)

⑦我が国の救急医療システムは以下のうちどれ?

答え:2の症度別救急医療システムです。ものすごく簡単にまとめると、歩いて行けて入院の必要の無い患者さんを診察する1次救急、入院の可能性のある患者さんを診察する2次救急、重症患者を診察する3次救急となります。年齢別でも、収入別(!)でも、地域別でもありません!(もちろん、体重別でもありません(笑))

⑧災害時などに実践される「瓦礫の下の医療」の特徴として最も適切なもの以下のうちどれか?

答え:もちろん、2の「鋭利な障害物や有毒ガスなど危険物と隣り合わせである。」が正解です。暗くて狭い場所での診療のことも多いですし、緊急のため予測できないことが起こりえますし、診療に当たる者には精神的&肉体的なストレスが生じます。

⑨我が国におけるドクターヘリの設置台数は?(平成18年12月1日現在)

答え:2の11機です。10道県11ヵ所に配備されております。今後全国各地に配備が進んでいくでしょうが、問題となるのは運営資金です。(今は国と地方自治体の共同負担です。)

 
 
 偶然なんですが、解答番号に関連性がありそうですね!(^_^;)


 
by nozakoji | 2007-02-09 23:39 | 救急の話

救急専門医、麻酔科認定医・標榜医。北から沖縄に移住→再び北上した感想など…。(救急には無関係な内容が多い!ペインクリニック患者でもあります。)症例は設定変更しています。

by nozakoji
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