2007年 06月 17日
恐るべし、長寿県・沖縄。
警備の方は多くいたのですが、見物の人間は少なく、自分も結構近くでお顔を見ることが出来ました。(つい、手を振る紀子さまにつられて、こちらも手を振り返してしまいました。(恥))
ま、それは良いとして・・・
沖縄のある病院に麻酔出張した時の話です。私は3件の手術麻酔を担当したのですが、その内訳は、、、
1例目:84才
2例目:95才
3例目:95才(臨時手術。状態不良・・・)
いくら何でも、手術対象年齢、高すぎます!(^_^;) 沖縄だからでしょうか???
以前は、85才を越えるような患者さんは「高齢者」ではなく、「超高齢者」としてかなりハイリスクな患者さんとして考えられてました。でも、平均寿命の上がった現在、私が医師になった13年前と比べ、手術対象患者さんの年齢も確実に上がり、「65才が高齢者」なんて思う麻酔科医や外科医は皆無かと思われます。
また、85才以上でも患者さんはホント元気ですし、麻酔技術やモニタリング、術後管理技術も良くなったので、以前より安全な管理もできるようになっております。
あと10年後には「超高齢者の定義?100才以上かな~。」なんていう時代になるんでしょうね。
でも、出張病院で、84才+95才+95才=計274才の麻酔管理はちょっと気が重かったです。(苦笑)