洋上救急に初出動!

 当直あけのある日(夕方)、「洋上救急」の依頼が入りました。沖縄本島からは約400KMの洋上で、左半身に麻痺がある患者が発生したという情報でした。私ともう一人の医師で出動となりました。

 ドクターバッグ(医療器具がどっさり入ったバッグ。腰痛持ちには辛い重さ。)を持って
タクシーに乗り込み、まずは那覇空港の海上保安庁基地まで向かいました。(皆さんが利用する空港ターミナルとは反対側(海側)にあります。)

 海上保安庁基地で待っていたのは、いつもの自衛隊機とは大きさも立派さ(?)も格段に違うジェット機でした!(フランス製のファルコン。)アメリカの俳優が持っているのはこういうのなんですかね?
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 天候もよく、「これで患者さんが軽傷なら言うことないな~」と思いながら、出発しましたが、乗り心地はかなり快適でした!(いつもは軍事用の自衛隊機だから当たり前ですが。(^_^;))

 離陸から1時間後には、患者のいるタンカーに一番近い離島にファルコンが着陸しました。その頃にはもう夕暮れ。先ほどまでのテンションは少し下がったところで、今度は海上保安庁のヘリコプター「かりゆし」に乗り換えです。
 
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 で、このヘリコプターで15分ほど飛んだところで、患者がいる目的の船上ヘリポートに着陸。(船上、海上でも「着陸」か???)患者である100キロほどの大男をヘリ内に搬入し、今度は今までの逆経路で、無事に那覇に戻って参りました。

 今回が、初の海上保安庁の固定翼搭乗だったのですが、思ったのは、

 「患者搬送には全く向いてない!」

と言うことでした。立派な機体ではありますが、患者さんは一列の座席をフラットにして担架のまま載せただけですし、担架では室内の通路が狭くうまく搬入・搬出ができません!患者搬送のことを考えるなら、要改良だと思いました。




 ところで、患者はオセアニアの方で、タダでさえ英会話能力が落ちている自分には聞き取りが難しかったです!(>_<)でも、もう一人の医師に頼りながらなんとかコミュニケーションは取れました。良かったっす。(苦笑)



 
 
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by nozakoji | 2008-03-16 00:52 | 救急の話

救急専門医、麻酔科認定医・標榜医。北から沖縄に移住→再び北上した感想など…。(救急には無関係な内容が多い!ペインクリニック患者でもあります。)症例は設定変更しています。
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