2008年 11月 19日
あなたの手術室は「ファイヤー!」派?「無言」派?~腸管吻合の話
自分が育った某北国では、背中から針を刺す麻酔(脊椎麻酔(脊髄くも膜下麻酔)、硬膜外麻酔)をする際、スタンダードは右側臥位(仰向けに寝た状態から右向きに横向きになる状態)でした。そして、それが、全国のスタンダードと勝手に思っていました。
しかし、沖縄に来てみると、スタンダードは左側臥位でした。
「沖縄はやはり、本土と違うんだなぁ~」
と思っていたのですが、わかる範囲では、右側臥位が全国でも少数派のようでした。(^_^;)
まあ、どちら向きでも別に成功率に差はないと思うんですけどね。きっと、最初に北国でおこなった先生が右側臥位好きだったのかもしれません。あるいは、手術室の構造上、左側臥位がやりにくかったとか・・・。
もう一つ、沖縄にきて驚き、そして、それが結構全国的におこなわれていると知ったのが、手術室で使う腸管を切り離したり、縫合したりする機械を使うときの「お作法」です!

写真はちょっとわかりにくいのですが、写真左側の部分がワニの口のように開きますので、そこに切り離したい腸管をはさみます。そして、横にあるレバーを前後にガチャンと動かすと腸を切断すると同時にその切り口に医療用のホッチキスがしっかりと挟まります。(腸の内容液がこぼれない)
さて、そんな使い方をする機械ですが、私の地元や出張先では、外科医は特に何も言わずにその機械を使用していました。しかし、沖縄に来てみると、出張先の病院の外科医は、機械で「ガチャン」とするときに、必ず、
「じゃあ、ファイヤーします。ファイヤ-!」
とかけ声をかけるのです。しかも、助手の医師や看護師、麻酔科医、研修医もいっしょに「ファイヤー!」というのです。(注:全員ではありませんが。)
1年半前に沖縄に来て、その光景を初めて目の当たりにしたときはなんだか聞いているだけで恥ずかしくて顔が赤くなったものでした。(*^_^*)
たまに、声の小さい研修医などは「ファイヤーの声が小さい!」と注意されることもあるようです。ちょっとかわいそうですよね。(笑)
このファイヤーに関しても、結構全国の手術室でおこなわれているようで、北国が少数派であったようです。
外科医、その他の医療スタッフの皆様、ファイヤーに関する情報お待ちしてます。<(_ _)>
例:何県は言っていた。何大学は言っていない。とか。



