2009年 11月 30日
I have a habu!
ひとつは、海洋生物咬傷。特に、「ハブクラゲ」!
こいつに刺されると痛みはもちろん、醜い傷跡が残ることもあります。夏にクラゲネットのないビーチで遊んでいて刺されてしまい救急外来にくる患者が多いです。小児では心肺停止症例も出たことがあるようです。
そして、有名な毒蛇の「ハブ」!
10年以上北国で救急に携わっていましたが、もちろんハブ咬傷なんて見たことありません!沖縄の救急外来にはハブ咬傷の対応マニュアルがあるのは常識ですし、抗毒素血清がある施設も多いです。
また、救急車にはハブの血を吸い取るための器具も設置しています。そして、ハブを捕まえるのも消防や警察の仕事のようですので、蛇が苦手な方は沖縄の消防職員になるのはあきらめてください!(笑)
ハブは夜に活動するらしく、「さとうキビ畑の近くを歩いているとよく見るよ~。」というお話も耳にします。それを聞いてから、夜に草むらの近くを歩くのがめちゃめちゃ怖くなりました。(^_^;)
最近、外来に来た患者さんは、ハブを自分で捕まえてバケツの中に入れておき、数日後、それを酒に漬けるというハブ酒造りの最中に咬まれたと言うことでした。お、恐ろしい・・・。
患者さんに聞くと、ハブ酒は自分で飲むわけではなく、
「内地から来た人に見せると喜ぶから作っている。自分で飲みたいわけではないよ~。」
といっておりましたが、今回の怪我をきっかけに、もう作るのはやめるようです。(ホントかな?)
ちなみに、娘の通う小学校(那覇に近いところですよ!)の通学路にも「ハブに注意!」という看板があり、来沖当初はかなり驚いた記憶があります。
観光客のみなさん、「陸のハブ」のみならず、「海のハブ」ともに注意ですよ~!!!(脅かしすぎかな?)