心身共にちょっと疲れてます・・・ (>_<) ので更新が滞りました。(←言い訳?)

  北海道→九州と連続する学会から帰ってきたあとは病院当直、そして翌週はJATEC(外傷初療の教育コース)東京コースにプレインストラクターとして参加。そして、まだまだ慣れない大学での麻酔科業務・・・・。何だか、麻酔科に戻ってきた方が足腰は辛いかもしれません。(苦笑)

 
 さて、福岡で行われた救急医学会ですが、1日目は脳卒中初期診療コース(ISLS)指導者養成セミナーに参加しました。 またも、英語4文字熟語(?)コースです。(^_^;)
 
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 このISLS(immediate stroke life support)コースとは、脳卒中の患者さんに対して、早期に的確な診断・治療を開始できるようになるための教育プログラムです。今回は指導者養成セミナーを受講したのですが、感想としては、

「む、難しい・・・。インストラクターは俺には無理だ。OTZ」

と言うことでした。(笑)

 今まで多くの脳卒中患者さんを救急外来で見てきましたが、その初療の中で使ったことのない(これからも使わない?)NIHSSという脳卒中の評価方法がやたら項目も多く、またその点数化もかなり難しいのです。(私だけかもしれませんが。) 脳卒中の中でも脳梗塞の患者さんではその後に治療を行う際、NIHSSが重要な評価方法となるのはわかるのですが、救急医が一朝一夕に習得出来るものではないようです。

 上記のようなこともあり、このコースのインストラクターは、神経内科や脳神経外科の医師が最も適していると思われました。

 あと、ISLSのテキストにも書いてありますが、PCEC(Prehospital Coma Evaluation and Care)という救急隊向けの脳卒中教育プログラムも開発中のようです。他のプログラムもそうですが、脳卒中も病院側だけが頑張っても限界があります。救急隊員が正しい脳卒中の知識を持ち、発症から短時間で適切な医療機関に搬送するために、このプログラムが作られた(る?)ようです。詳しいことがわかればまた記事にはする予定です。


 ISLSのテキストとICLSのテキストは、見た目にはそっくりですので、御購入の際はお気を付けくださいませ!
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by nozakoji | 2006-11-18 02:44 | 救急の話

 今日は朝イチで学生講義がありました。お題は、タイトルにもあるように「救急医療システム」の話です。救急医学の教科書などでは一番最初にある項目ですが、文字だけでは面白くないと思い、なるべく写真や身近な実例も交えたつもりです。


 話の進め方としては以下ような感じでやってみました。


 ・医の原点である救急医療を「いつでもどこでもだれでも」が受けられようにするためには、きちんとしたシステムが必要。

 ・大きく分けると、病院前(プレホスピタル)救護システムと救急診療システムの2つになる。この2つのシステムがしっかりと連携する必要がある。

 ・プレホスピタル救護システムとしては、、、、

   一般市民のAED(自動体外式除細動器)使用
   救急隊の役割、救命士制度
   ドクターカー&ドクターヘリ
   CSM(Confined Space Medicine:瓦礫の下の医療 )とは?
   DMAT(Disaster Medical Assistance Team)とは?
 
 などについて概説しました。

 ・救急診療システムとしては、、、
 
   重症度によって患者を効率よく診るための診療システムがある
   初期救急・第2次救急・第3次救急とは?
   「ER方式」による救急診療
   患者のたらい回し?ある県の事例から
   私の救急医療との関わり&独り言(←愚痴だったかも。ブログと一緒?)
 
 などについて概説しました。


 今回の話の中で強調した点は、ドクターヘリの重要性&有用性、災害時の医療であるCSM、災害時に出動するDMATなどだったのですが、昨日、不幸にも死者が出てしまった佐呂間町での竜巻災害もあったので学生にも身近な話題として受け入れられたかな、と思います。

 

 私は幸運なことに、今まで居住地区が自然災害に巻き込まれたりしたこともありませんし、災害現場や多数傷病者が発生した事故現場に出動したこともありません。だからこそ、日頃からそんな時には自分はどのように動けば良いのか、実際どんなことができるのか、という頭の中でのシミュレーションが大切だと思っています。(まあ、今の私は災害現場の先頭で医療に当たるのは無理ですけど。(苦笑))

 講義を聞いてくれた学生の頭の片隅に、救急システムの話&「災害医療」というものが少しでも残ってくれたら・・・と思いました。(まあ、ほぼ全員が忘れてしまうのだろうけど・・・。(T_T))

 

 DMATについてはこちらを参照して下さい。

 ER方式による救急部運営についてはこちらを参照して下さい。
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by nozakoji | 2006-11-08 23:52 | 救急の話

 昨日、福岡より地元に帰ってまいりました。ちょっと疲れましたし、腰下肢痛は悪化しましたが、身になるものは多かった学会でした!

 で、学会報告その1。まずは、日本臨床麻酔学会のお話し。

 以前の記事にも書きましたが、自分はミニセミナーの講演と、研修医向けの実技研修の講師を仰せつかりました。

 ミニセミナー(除細動器に関するもの)に関しては、結局、5分弱の時間オーバーとなってしまいました。(^_^;) 内容的にはなるべく臨床に近い部分で、なるべく基本的なことを中心にお話しさせて頂きましたので、物足りないと思った方も多いとは思います。
 プレゼンテーションとしてはもう少し動画を入れたり、メリハリを付けた方が良かったな、と思いました。(枚数も、もう少し削れば良かった。早口になってしまった・・・。)


 実技実習は1〜2年目の研修医向けで、気道確保や人工呼吸についてシミュレーターや実際の道具を用いて学ぶといったものでした。自分が担当した分野は基本的な所を中心にやりましたが、一応大事なところも押さえつつ、笑いも狙ってみました。(笑。ヤヤうけ(?)でしたが・・・。)
 麻酔科は今までも、日本麻酔科学会に学生を招待したり、学生・研修医に対する教育も熱心にやってます。そうすることで、麻酔に興味も持ってもらうのが目的です。今回の講習を受けた子が、講習がきっかけとなって将来一緒に働いてくれたら嬉しいな、とも思いました。

 あと、麻酔学会で楽しみなのは、機器展示です!医療機器メーカーが新しい機器の紹介・展示を学会会場の中でブースを作って行うのですが、毎回、「へ〜」と思うものがいくつかあります。今回の機器展示の注目は、この10年で最も画期的な挿管用喉頭鏡(だと私は思います)「エアウェイスコープ」を発売したPENTAXでした。やはり、訪れる方も多かったようです。
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 (エアウェイスコープに関しては、救急医学会でもセミナーがありましたので、次回以降に記事にします。)
 あと、機器展示でスタッフの数が多く目立っていたのはPHILIPSでした。「カーレース会場?東京モーターショー?」と思ってしまうような綺麗なお姉さんもいましたし、男性も「PHILIPSだよ!全員集合!」という法被を着ておりました。(もちろん、「ドリフ(ターズ)かよ!」と突っこみを入れました。(笑))


 ちなみに、「また綺麗なお姉さんがいるかな〜♪」と思って救急医学会の機器展示に行ったらお姉さんもいない上、かなり規模が縮小されておりました。(^_^;)

 
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by nozakoji | 2006-11-03 21:57 | その他

救急専門医、麻酔科認定医・標榜医。北から沖縄に移住→再び北上した感想など…。(救急には無関係な内容が多い!ペインクリニック患者でもあります。)症例は設定変更しています。
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