I have a habu!

 沖縄に来て初めて体験する救急疾患がいくつかあります。

 ひとつは、海洋生物咬傷。特に、「ハブクラゲ」!

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 こいつに刺されると痛みはもちろん、醜い傷跡が残ることもあります。夏にクラゲネットのないビーチで遊んでいて刺されてしまい救急外来にくる患者が多いです。小児では心肺停止症例も出たことがあるようです。

 そして、有名な毒蛇の「ハブ」!


 10年以上北国で救急に携わっていましたが、もちろんハブ咬傷なんて見たことありません!沖縄の救急外来にはハブ咬傷の対応マニュアルがあるのは常識ですし、抗毒素血清がある施設も多いです。

 また、救急車にはハブの血を吸い取るための器具も設置しています。そして、ハブを捕まえるのも消防や警察の仕事のようですので、蛇が苦手な方は沖縄の消防職員になるのはあきらめてください!(笑)

 
 ハブは夜に活動するらしく、「さとうキビ畑の近くを歩いているとよく見るよ~。」というお話も耳にします。それを聞いてから、夜に草むらの近くを歩くのがめちゃめちゃ怖くなりました。(^_^;)

 
 最近、外来に来た患者さんは、ハブを自分で捕まえてバケツの中に入れておき、数日後、それを酒に漬けるというハブ酒造りの最中に咬まれたと言うことでした。お、恐ろしい・・・。

 患者さんに聞くと、ハブ酒は自分で飲むわけではなく、

 「内地から来た人に見せると喜ぶから作っている。自分で飲みたいわけではないよ~。」

 といっておりましたが、今回の怪我をきっかけに、もう作るのはやめるようです。(ホントかな?)


 ちなみに、娘の通う小学校(那覇に近いところですよ!)の通学路にも「ハブに注意!」という看板があり、来沖当初はかなり驚いた記憶があります。
 
 観光客のみなさん、「陸のハブ」のみならず、「海のハブ」ともに注意ですよ~!!!(脅かしすぎかな?)
 
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by nozakoji | 2009-11-30 02:08 | 救急の話

いろいろあった1週間!

 頸椎症と腰痛、そして老眼でかなり体調が不良な毎日です。(すぐに頭が痛くなり、疲れてソファや、床で寝てしまうことがしばしば。(^_^;))

 そんな体調でしたが、いろいろイベントがあり、苦&楽な1週間でした。

 21日 私の所属する地区の消防、医療機関との症例検討会に出席。座っていると、腰痛が悪化してしまいました。(T_T) でも、発表症例が良い内容でしたので、出席して良かったと素直に思えました。(多数傷病者の外傷症例。自分の所属で同じようなことが起きたときにどのように対処するかをシミュレーションするにはてても良い症例でした。)

 おなじく21日。帰宅後、家族で北部地区にあるリゾートホテル(リンク)に1泊旅行に出かけました!(この時期なのでかなりお得でした!もちろん、屋外プールは無理です!)
 
 日頃の感謝の意味を込めて、妻にはエステに行って貰ったのですが、

 「え、本当に良いの?なんかやましいことでもあるの?(笑)」

 と言われてしまいました。(^_^)

 食事は迷いましたが、寿司と沖縄料理のビュッフェスタイルのレストランに行きました。

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 私的には、大浴場があったのが嬉しかったです!足が伸ばせるお風呂、良いですよね!

 翌22日 チェックアウト後、名護にあるネオパークオキナワという動物園?のような施設に向かいました。(救急医のみなさま、ネオパークと言っても、気管切開とは関係ありませんからね。念のため。(^_^;) ちなみに、当院は「ウルトラパーク」を使ってます!)
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 観光客ばかりかと思いましたが、地元の親子連れも結構いました。園内は、アフリカの池を再現した場所や、動物とのふれあい広場、ワラビーが放し飼いになっているエリアなど、子ども連れにはとてもよい施設でしたよ!

 
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 これで帰宅するべきなのに、昼食を取った後には、恩納村(おんなそん)にある、これまた観光施設の琉球村に出かけたのでした!(かなり足腰痛かったのですが・・・。)

 この施設は、沖縄の旧民家を移設したテーマパーク的なところです。県内に同様の施設は、沖縄ワールド、むら咲村などもありますが、そちらはすでに行ったことがあります。

 
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 まあ、予想通りの施設でした。(笑)


 23日 朝から救急関係の研究会に出席しました。一応、役員になってしまっているので、参加しました。足腰的には座っていることがとにかく辛かった!!!(T_T)

 その夜。 大学時代からの友人(麻酔科医)が夫婦&子どもで来沖していたので一緒に北谷(ちゃたん)で夕食をともにしました!1才の可愛いお子さんも見ることができたのが良かったです!(ま、うちの子よりはかわいさは下ですけどね!(笑))

 24日、26日 消防学校の救急に関する講義が計5コマ。「ショック」「検査」と昨年と同じ担当範囲でしたが、前準備でちょっと疲れてしまいました。(^_^;)

 24日は当直。25日は勤務終了後、当直あけの眠い目をこすりながら、19~22時まで会議に出席。眠たさで死にそうでした。

 
 と、こんな感じの1週間でした。


 
 来週末は外傷のコース2日間もあるし、その翌日は自分が開催責任者の琉球救急勉強会もあります。忘年会なども重なってくるし、体力の低下におびえる今日この頃です!(>_<)

 
 エステでも行こうかな~。(笑)
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by nozakoji | 2009-11-26 20:38 | 自分の話

 行ってきました、岐阜での日本航空医療学会。しかし、温度差にやられて、帰沖後に体調不良で仕事を休んでしまいました。(^_^;) 

 この学会に出席するのは17年、19年に続き3回目ですが、ドクターヘリの配備の増加とともに参加施設、参加人数は多くなっていると思います。

 参加者は、医師、看護師、消防、ヘリ運行会社の方という感じですが、今回は、救急看護学会と重なっていたようで、ナースの参加はもしかすると減っていたかもしれません。

 
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 学会は1日ですので、朝からしっかりと参加しました!(当たり前ですね。)

 まず、招待講演の「航空医療関係者に必要なSurvival Skillsについて」という通訳付きの講演に参加しました。
 簡単にまとめると、「ヘリが落ちたときにどのようにして生き延びていくか」というアメリカの救急ヘリスタッフ向けのシミュレーションプログラムの紹介です。
 
 生き延びるためにどんな個人装備が必要か?
 現場で過ごすためのシェルター作り
 原野での応急処置
 火起こし
(←道具持ってますか?)

 など、救急関係者にはおなじみの「メディカルラリー」のようなプログラムのようです。しかし、メディカルラリーと違うのは、患者さんのためというより、「自分の身を守るためのプログラム・訓練」であるということです。

 
 あとは、一般演題(応援しているMESHサポートの演題2題も聞きました!)を午後まで聞いて、午後には、特別講演「宇宙環境下での循環調節」を聞きました。

 が!

 すいません、睡魔にまけました、あまり覚えてません。(^_^;) 睡魔せん。


 特別講演その2は、元宇宙飛行士の毛利さんの講演でした!

 若い人はもう、毛利さんが宇宙飛行士であったことなんて覚えてないかもしれませんね。住宅のCM(だったかな?)に出ているおじさんという感じでしょうか?
 いままでテレビなどでもお話された内容かもしれませんが、宇宙での体の変化など、大変興味深い内容でした!
 しかも、タイムリーなことに(?)、前日に館長を務める科学館が「事業仕分け」にあった後でしたので、講演の始まりにはかなり愚痴ってました。(笑) 毛利さんの愚痴なんてあまり聞けないのではないでしょうか?貴重な体験でした!(^_^)v


 その後、シンポジウム「ヘリ救急における医療の質の保証」を聞きました。

 ドクターヘリが全国にどんどん配備されるのはいいことですが、現場処置の経験がある方も、ない方もフライトスタッフに入っている現状があります。(現場経験の少ない方が、経験のある方と十分な訓練ができれば問題はありません。)
 また、スタッフが他施設にまたがることで、「あの先生とあの先生では根本的に現場でおこなうことが違う」となってはスタッフが混乱します。もっと困るのは、「せっかく現場に行ったのに、nozakoji先生だから適切な処置をしなかった、できなかった、救命できなかった」となってしまうことです。

 ヘリは現場に早急に向かう為の手段であって、患者を救うのはあくまでも「医師、看護師」であり、ヘリではありません。そのスタッフの質が保たれて初めて、優秀な運行会社スタッフの手によるヘリ運行が報われるのだと思います。



 と、偉そうに書いてますが、自分も10年前にいた救命センターでドクターカーに乗せていただきましたが、「もっとできたのではないか?」と思うことが多々ありました。(今もその気持ちが強いです。)なので、今回のようなシンポジウムは重要だと思いますし、拝聴させていただいた次第です。

 

 学会終了後は、道北ドクターヘリのスタッフ、道東ドクターヘリのスタッフの方と、飛騨牛の焼き肉を食べに行きました!(^_^)v

 いろいろとお話を聞くことができて、有意義な夜となりました!


 
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by nozakoji | 2009-11-19 13:59 | 救急の話

 昨日はブログ仲間であり、同士でもあるyangt3先生の病院を訪問させていただきました!

 前回は約1年半前にお邪魔させていただきましたが、到着が遅れ、しかもミニセミナーも担当させていただいた関係で院内はじっくり見ることができませんでした。なので、今回は院内の設備、機器を見せていただきました!

 まずは、外来近くにあるCT室へ!お久しぶりにお会いしたyangt3先生と技師さんに128列CT(私の病院は64列ですが、これでもかなりお利口な機械です。なので、128列はもっとお利口な機械です!)

 しかし、いくらお利口な機械でも、その機械を操作して診断に役立つような画像を構成するのは技師さんの職人技によるものです。今回はそのきれいな画像を見せていただきながら説明をしていただきました!

 次は、yangt3先生の「聖地」である心臓カテーテルの部屋に入らせていただきました!(^^)/

 ブログで見てはいましたが、やはりその部屋を「生」でみると嬉しいものです!また、患者さんの負担を減らすためにyangt3先生が使われている細いカテーテルの実物を見せていただいたり、説明をしていただいたのでした。

 最後に内科の病棟です。看護師さんに「あんた誰?」という冷たい視線がくるかと思いきや、優しい笑顔の看護師さんが、声をかけてくださいました!ありがとうございました!(^_^)
 オーダリングと病棟患者に関する説明をしていただいたあとは、meyasuさんとともに夕食をご一緒いたしました。

 ここまで写真なし!ブロガー失格ですね!(^_^;)


 yangt3先生をはじめスタッフのみなさんとは一度も一緒に働いたことがないですし、お会いするのも2度目です。それなのに、まるで以前、同僚であったかのように接していただけましたし自然な会話を楽しみことができました。本当にネットの力は不思議です。でも、これほど嬉しいこともなかなかないだろうな、と思いました。

 また、みなさんとお会いできる日を楽しみにしております!もしお役に立てるのならば、また救急関係のミニセミナーでもさせていただきます!m(_ _)m

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by nozakoji | 2009-11-15 00:17 | その他

出張のジンクス?

何故か私がいない時に限って、救急が荒れるという噂があります!あくまでも「ウワサ」です!(と、私は信じてます。(^_^;))

昨日も、救急医にとっては目が輝くような患者さんがたくさんいたようです。(心疾患で緊急カテーテル、脳出血、海洋生物咬傷ほか多数!)

お留守番の皆さん、ゴメンナサイ。m(_ _)m
お土産を買っていきますからね~(^-^)ノ~~
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by nozakoji | 2009-11-13 20:59 | 自分の話

岐阜行きの電車から

沖縄ならまだ日没前の午後5時を、岐阜行きの電車の中で迎えています。
ポロシャツに薄手のジャンバーという沖縄スタイルではさすがに寒いですね。(^_^;)
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by nozakoji | 2009-11-13 17:01 | 自分の話

 明日から、岐阜で開催される航空医療学会に行ってきます!

 長良川国際会議場で開催されるのですが、まだ、救急医学会の移動で悪化中の腰下肢痛&頸部痛が癒えていないのでちょっと移動が不安です。(^_^;)


 岐阜県と言えば、「macと心臓カテーテル検査」が有名なのでそれも観光してくる予定です!(^_^)v
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by nozakoji | 2009-11-12 09:08 | 救急の話

 このブログを読んでいる方の中で、脊椎麻酔(正式には「脊髄くも膜下麻酔」)の経験者の方はいらっしゃいますか?


 私は救急の仕事以外に、現在の職場では麻酔の仕事もしています。(一応、麻酔も専門医なので。)

 実際の麻酔業務はもちろん、手術の前日には、「麻酔科術前診察」をおこなって、患者さんの状態の把握と、麻酔方法や合併症などについて説明しています。

 その患者さんの診察の中で、時折出てくるのがこんな不安(不満?)です。

 
 患者さん 「こどもの時に押さえつけられて腰から針を打たれたのが今もトラウマです!」
 
 そんな方には、患者経験豊富な私((^_^;))はこのようにお話ししています。

 私 「そうですよね~。背中から針を打たれるのは本当に不安なことと思います。日頃みなさんに注射をしている私でも、自分が刺されるときには本当に怖かったのでよくわかります!なので、手術室に来る前には安定剤も出しますし、注射を打つときにきちんと説明しながらやらせてもらいます。あと、注射するときには点滴からも痛み止めの注射を追加できますので、安心してくださいね~。」

 
 病院によっては、手術前の安定剤を出さないところもあるようですが、私は特に身体的に問題がない方なら現在はほとんど処方しています。

 だって、麻酔科医にとっては「日常」である手術室ですが、一般の方には「非日常空間」ですよ。入るだけで「ちむどんどん」(←心臓がどきどきするという意味の沖縄方言!)するはずです!
 しかも、大なり小なり手術を受けるということは、本人にとってもご家族にとっても重大な出来事です。少しでも安楽な気持ちにしてあげるのも麻酔担当医の仕事だと思っています。

 こんな風に私が思うようになったのも10年前のあまり思い出したくはない患者経験・手術経験があったからです。病気にも少し感謝しないとダメですね。(苦笑)



 ちなみに、今日、60過ぎの男性に脊椎麻酔の説明をすると、

 患者 「いや~、昔20代の時に受けた下半身麻酔のときは何にも説明を受けずに注射をされた。今日はきちんと説明を受けたのでよかったです!不安が取れました!」

 と、言っていただけました。(^_^) インチキ救急&麻酔科医ですが、ちょっとお役に立てました!

 
 最近、「麻酔科業務はそろそろやめようかな~」、と思っているのですが、こういうことを言われるともう少し手伝おうかな、という気持ちになってしまいます。(笑)


 
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by nozakoji | 2009-11-06 01:01 | 麻酔の話

救急専門医、麻酔科認定医・標榜医。北から沖縄に移住→再び北上した感想など…。(救急には無関係な内容が多い!ペインクリニック患者でもあります。)症例は設定変更しています。
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